Windows10がライセンス認証されていない

OS(Windows10)をインストールしてから、ライセンス認証の状態を確認すると、「Windows はライセンス認証されていません」と表示されており、自作したPC(パソコン)にインストールしたWindows10はライセンス認証されていない状態であることがわかりました。

Windows 10 のライセンス認証を行う

Windows 10 のライセンス認証の方法

Windows 10 でライセンス認証の状態を確認するには、[スタート] ボタンを選択し、[設定] > [更新とセキュリティ] の順に選択し、[ライセンス認証] を選択します。

ライセンス認証の状態は、[ライセンス認証] の横に表示されます。

すると、私の自作PC(パソコン)は「Windows はライセンス認証されていません」と表示されていました。

私が使用したWindows10のインストールメディアは、これまで使っていたPC(パソコン)でマイクロソフトのWindows 10 のダウンロードサイトから作成したUSBメモリです。

これまで使っていたPC(パソコン)は10年ほど前に購入した、パソコン工房のBTOパソコンです。

当時のOSはWindows 7で、途中Windows 10に無償バージョンアップしたものです。

プロダクトキーがわからず、Windowsプロダクトキー解析・確認フリーソフトを使って、プロダクトキーは手元に控えていました。(ここまでは準備万端でした)

Windows 10をインストールする際、途中でプロダクトキーを尋ねてきたのですが、後ほど入力しようと、インストール時にプロダクトキーは入力せず、先に進んでインストールを完了しました。

Windows 10は問題なくインストールできたので、[スタート] ボタンを選択し、[設定] > [更新とセキュリティ] >[ライセンス認証] > [プロダクト キーの更新] > [プロダクト キーを変更します] の順に選択したところでプロダクトキーを入力したのですが、「ライセンス認証エラー」となってしまいました。

デジタルライセンスによるライセンス認証とプロダクトキーによるライセンス認証

Windows 10の認証は「デジタルライセンスによるライセンス認証」と「プロダクトキーによるライセンス認証」の2つがあります。

私のように、もともとWindows 7 やWindows 8.1 のユーザーがWindows 10 にアップグレードした後にライセンス認証を受ける場合は、プロダクトキーの入力は省略され、デジタルライセンスが提供されます。

ですから私の場合は「デジタルライセンスによるライセンス認証」をしなければならなかったわけです。

デジタルライセンスによるライセンス認証方法

Microsoft アカウントをリンクする

Microsoftアカウントとは

WindowsサービスのIDで、Xbox Live、Hotmail、Outlook.com、OneDrive、Windows MessengerなどのMicrosoftサービスを使用していた場合は、既にMicrosoftアカウントを持っていることになります。

Microsoftアカウントでは、すべてのサービスが単一のメールアドレスとパスワードでアクセスことができます。

Microsoftアカウントを確認する

ということは、私も「Microsoftアカウント」を持っているはずと、以前のパソコンにつなぎ直して「Microsoftアカウント」を確認することにしました。

おそらく、Windows 7からWindows 10 に無償アップグレードした際に登録したんだろうと思います。

マイクロソフトアカウントを呼び出すと、メールか電話番号か、SkypeのIDでサインインするようになっています。

私の場合はメールアドレスしかないとすぐわかりましたが、わからない方はWindowsの設定で確認することができます。

サインインのメール、電話番号、SkypeのIDの確認方法

パソコンの、[スタート] ボタンを選択し、[設定] > [アカウントを開きます。

ユーザーの情報にメールアドレスが表示されていれば、それがマイクロソフトアカウントに登録されているメールアドレスだと分かります。

パソコン(Windows)とマイクロソフトアカウントが紐づいていない場合は、メールアドレス部分が「ローカルアカウント」と表示されています。

「ローカルアカウント」の場合はMicrosoftアカウントを登録する必要があります。

私の場合はメールアドレスでサインインし、次にパスワードの入力画面になりました。

これだろうというパスワードを片っ端から入力しましたが、なかなか通りません。

あきらめて、「パスワードを忘れた場合」をクリック、「コードの取得」をクリックすると、メールアドレスにコードが送信されます。

届いたメールに表示されている「お客様のコード:xxxxxxx」の数字を入力して、「次へ」を押します。

パスワードのリセット画面が表示されるので、新しいパスワードを入力して「次へ」を押します。

パスワードの変更完了画面が表示されて、「サインイン」を押すと、最初のサインインの画面に戻りますので、新しいパスワードでサインインすれば完了です。

自作したPC(パソコン)でMicrosoftアカウントにサインインする

Microsoftアカウントを追加するには、管理者としてサインインします。

管理者アカウントを使用しているかどうかを確認するには、[スタート] ボタンを選択し、[設定] > [アカウント] > [ユーザーの情報] の順に選択します。

自分の名前の下に、"管理者" と表示されます。

"管理者" という表記の上にメールアドレスが表示されているかどうかを確認することで、管理者アカウントが Microsoft アカウントでもあることを確認します。

メール アドレスが表示される場合、これは Microsoft アカウントです。 表示されない場合は、ローカル アカウントを使用してログインしています。

自分が管理者であり、Microsoft アカウントを使用していることを確認したら、[ライセンス認証] ページに戻り、[アカウントの追加] を選択し、Microsoft アカウントとパスワードを入力して、[サインイン] を選択します。

Microsoftアカウントを追加すると、[ライセンス認証] ページに "Windows は、Microsoft アカウントにリンクされたデジタル ライセンスによってライセンス認証されています" というメッセージが表示されます。

以上でやっとWindows 10 のライセンス認証が完了しました。

ライセンス認証をしないとどうなる

ライセンス認証をせずにパソコンを使用を続けた場合には機能制限を受けることになります。

Windows10でライセンス認証をせずに使用を続けると以下の制限を受けます。

・パソコンの画面右下に「Windowsのライセンス認証を行ってください」という透かしが表示される

・壁紙やロック画面、テーマなどの変更ができなくなる

・OSの更新やアップデートの一部が受けられなくなる

・その他OSに関する機能やサービスの一部

上記のような一部の機能が制限されるのみで、インターネットへの接続や、アプリケーションソフトの使用は認証済みのパソコンと同様、問題なく行うことができます。

しかし、ライセンス認証を行わなければ正式なユーザーとしては認められず、Windowsの思わぬトラブルや不具合の原因にもなりかねません。

特別な理由がない限りライセンス認証は必ず行うようにしましょう。

Windows10ライセンスの猶予期間

Windows10の猶予期間は、インストールしてから30日間です。

Windows10には評価版があり、インストールから30日の間であればライセンス認証を行わなくとも制限を受けずにWindows10を使用することができます。

ライセンスを認証していない状態で30日経過すると機能制限がかかります。

 

私のように、もともとWindows 7 やWindows 8.1 からWindows 10 に無償アップグレードした方も多いと思います。

この場合は「デジタルライセンスによるライセンス認証」になりますので、上記の手順でライセンス認証を行ってください。

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