グラフィックボードをマザーボードに取り付ける

自作PC(パソコン)で一番面倒なPC(パソコン)内の各ケーブルの配線、接続が終わったら、いよいよ組み立て工程の最後の作業、グラフィックボード(ビデオカード)のマザーボードへの取り付けです。

この作業で一連の組み立て工程は終了です。

CPUやマザーボードの中に、直接グラフィックボードが搭載されている「オンボードグラフィック」というものもあり、パソコンを通常のインターネットやエクセル、ワードなどの作業でしか使わない場合でしたら、「オンボードグラフィック」のグラフィック機能で十分でわざわざグラフィックボードを搭載する必要はありません。

ですから、グラフィックボードを搭載されない方は、この作業は不要です。

PCケースの拡張スロットのブラケット(スロットカバー)を取り外す

グラフィックボードを取り付ける場所を確認します。

PCI-Express×16 スロットで、スロットが複数ある場合は、一般的にCPUに近いほうのスロットを使います。(マザーボードの取扱説明書で確認してください)

グラフィックボードを取り付けるPCI-Express×16 スロットにグラフィックボードを仮置きし、対応するPCケース背面の拡張スロットのブラケット(スロットカバー)を確認します。

グラフィックボードにもよりますが、拡張スロットのブラケット(スロットカバー)を2つ外す場合と1つだけ外す場合とがあります。

拡張スロットのブラケット(スロットカバー)を取り外します。

PCケースによってネジで固定されている場合や金属プレート部分を折るタイプなどがあり、PCケースの取扱説明書で確認してください。

ほこりの進入防止のため、取り外す拡張スロットのブラケット(スロットカバー)以外は残しておきます。

グラフィックボードをマザーボードのPCI Express x16スロットに取り付ける

マザーボードのPCI Express x16スロットのラッチ(ロック)を外側に倒して解除します。

PCI Express x16スロットのラッチ(ロック)は片方だけの片ラッチです。

メモリの取り付けと同じで、グラフィックボードを挿入すると自動でラッチ(ロック)が上がって固定されます。

ブラケットの位置と、PCI Express x16スロットの位置を確認しながら奥まで刺さっていることを確認したら、ネジでしっかりと固定しましょう。をしっかり挿入します。

メモリ同様、取り付けは結構固いです。

グラフィックボードを挿入したら、スロットのラッチ(ロック)が上がっていることを確認します。

奥まで刺さっていることを確認したら、付属のネジでPCケースとグラフィックボードをしっかりと固定します。

ミドルレンジ以上のグラフィックスボードにはPCI Expressの補助電源コネクタというものが付いています。

ここに電源ケーブルを指さないとグラフィックスボードが動作しないので接続します。

PCI-E電源(GPU補助電源)を接続する

グラフィックスボードなどに接続して電力を供給するためのコネクタで、次の写真のようなものです。

 

PCI-E電源コネクタは、8ピンタイプ/6ピンタイプのグラフィックスボードに対応させるために、8ピンから6ピン+2ピンに分離出来るようになっています。

グラフィックスボードによって、

・PCI-E電源コネクタが不要なもの

・PCI-E電源コネクタが不要なもの

・8ピンを1つ接続するもの

・8ピンを2つ接続するもの

・6ピンを1つ接続するもの

・6ピンを2つを接続するもの

・8ピンと6ピンの2つを接続するもの

があります。

必要になるコネクタは製品によって様々です。

取り付け向きがありますが逆向きに接続できないようになっているので安全です。

グラフィックスボードのスロットに合わせて6ピンまたは8ピンを接続して使います。

MSI社のグラフィックスボードをマザーボードに取り付ける動画はこちらです。

 

自作PC(パソコン)の組み立てはここまでです。

次は組み立てが上手くいったか、動作チェックを行います。

これまでの工程に問題がなければ、自作PC(パソコン)は必ず動きます。

作動しなければ、どこかに問題があったはずです。

ちょっとドキドキですが、次の章では自作するPC(パソコン)の動作チェックについて見ていきます。

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