ここまでは、マザーボードにCPU、CPUクーラー、メモリ、M.2 SSD(使用する方は)のパーツ(部品)を取り付けました。
次はこれらの部品(パーツ)が搭載されたマザーボードをPCケースに取り付けます。
PCケースのパネルを開く
最初にPCケースのパネルを開きます。
PCケースの両サイドにパネルがありますので、左右両方のパネルを外します。
PCケースによって多少の違いはありますが、多くはパネルはケース後ろ側に上下2か所のネジで止められています。
そしてそのネジは指でつまんで外すことができます。
固くて指で回せないときはドライバーを使えば簡単に外れます。
ネジを外したら、パネルを横にスライドさせると、通常は簡単にパネルが外れます。
同様の手順で反対側のパネルも取り外します。
パネルを閉じる場合は逆の手順になります。
PCケースにI/Oパネルを取り付ける
I/Oパネルは「バックパネル」とも呼ばれ、パソコンの背面にあるマウスやキーボード、LANなどを接続する部分のことです。
I/Oパネルはマザーボードに付属されており、薄い金属のプレートで、次のようなものです。
これをPCケースの背面に取り付けます。
ちなみにこの写真はI/Oパネルの裏側で、表側はマザーボードのインターフェイスが表示されています。
I/Oパネルは裏表あるので取り付けるときは向きも確認しましょう。
I/OパネルをPCケースに取り付ける場合は、I/Oパネルの表側(マザーボードのインターフェイスが表示されている方)をPCケースの外側に向かって取り付けます。
また、I/Oパネルには上下がありますので、マザーボードのインターフェイスと合致する向きに取り付けます。
I/Oパネルの向きを確認したら、I/OパネルをPCケースの内側からはめ込みます。
I/Oパネルの周りには小さな突起が付いており、「パチン」と音がしてこの突起がケースの外側から確認できれば正しく装着された状態です。
PCケースにマザーボードのスペーサーを取り付ける
スペーサーはマザーボードをPCケースに取り付ける際に用いる六角形の小さなネジです。
スペーサーはPCケースとマザーボードの間に隙間を作り、マザーボードをPCケースに取り付けられるようにするものです。
スペーサーはPCケースに付属されています。
スペーサーは最初からケースに取り付けられていたり、特殊な固定具が使われている場合、スペーサーを取り付ける必要はありません。
マザーボードのサイズ(フォームファクター)に合った位置にスペーサーを取り付ける
「ATX」や「MicroATX」といった使用するマザーボードのサイズ(フォームファクター)によって、スペーサーの取り付け位置が変わってきます。
PCケースには、サイズ(フォームファクター)に応じたスペーサーの取り付け位置が表示されていますので、指定された位置に正しく取り付けます。
スペーサーをマザーボードに取り付ける時は最初は手で締め、最後は付属の締め具やラジオペンチなどの道具を使って締め上げます。
PCケースの中での作業になりますので、なかなか手が入りにくく、固定しにくい場合はボックスレンチいう道具を使うと楽に作業できます。
マザーボードをPCケースに固定する
マザーボードをPCケースに載せる
スペーサーを取り付けたらPCケースを横向きに寝かせ、マザーボードをPCケースに載せます。
PCケースに対してマザーボードが結構大きいので、載せにくいと思いますが、CPUクーラーを掴んでPCケース内に入れるとスムーズに入ります。
I/Oパネルとマザーボードのバックパネルの位置を合わせる
先ほど取り付けたI/Oパネルにマザーボードのバックパネルを合わせます。
マザーボードのバックパネルの端子がI/Oパネルの穴からきちんと顔を出すように位置を合わせます。
PCケースのスペーサーとマザーボードのネジ穴を合わせる
I/Oパネルとマザーボードのバックパネルの位置を合わせたら、次はPCケースのスペーサーとマザーボードのネジ穴を合わせます。
正しくセットされれば、マザーボードのネジ穴からスペーサーのネジ穴が見えます。
インチネジでマザーボードをPCケースに固定する
インチネジはPCケースに付属されています。
インチネジは対角線上にネジ止めしていきますが、一度に締めずに全てのネジを仮止めしてから最後に締め上げます。
最初の仮止めの際、PCケース内にマザーボードが入った結構狭いところに手を突っ込んでの作業になります。
その状況での作業ですので、ネジを締めるドライバーはマグネット付きのものでなければとでも無理です。
この作業はマグネット付きでなおかつ眺めのドライバーで作業を行いましょう。
MSI社のマザーボードをPCケースに取り付ける動画はこちらです。
では次のページでは、電源ユニットをPCケースに取り付ける作業を見ていきましょう。