先ず最初にCPUをマザーボードに取り付ける作業から始めます。
その前に金属に触れ、静電気防止手袋などをして、しっかり静電気対策をしてから始めましょう。
マザーボード上の作業は、マザーボードを包んでいた袋(絶縁袋)で
最初にマザーボードの箱を開け、袋(絶縁袋)に入っているマザーボードを取り出します。
マザーボードが入っている袋は帯電防止ビニールの絶縁袋で出来ており、マザーボードをその袋(絶縁袋)の上において作業をすると、静電気防止の効果があります。
マザーボードの外箱の上にマザーボードを包んでいた絶縁加工されている袋を敷き、マザーボードをその上に置くとマザーボードに触れずに箱ごと回して方向転換ができ作業がしやすくなります。
わたしもそのようにして作業しました。
CPUをマザーボードのCPUソケットに取り付ける
マザーボードを包んでいた袋(絶縁袋)の上に置かれたマザーボードにCPUを取り付けます。
CPUを取り付ける場所はマザーボードのCPUソケットというところです。
CPUソケットはマザーボードによって保護カバーのあるものとないものがあります。
CPUがIntel(インテル)社の場合の場合は対応するマザーボードのCPUソケットに保護カバーがあり、CPUがAMD社であれば、対応するマザーボードのCPUソケットに保護カバーがありません。
CPUソケットに保護カバーのあるもの(CPUがIntel(インテル)社)の場合
CPUソケットのふたを開ける
CPUソケットのふたは脇のレバーで固定されています。
レバーを軽く下に押し、基盤を擦らないように横にずらしてロックを外します。
黒い保護カバーは後で自然に外れるので、ここでは外しません。
レバーを上げて、ふたを開く
レバーを反対側に倒すとふたが少し浮きますので、手でつまんで開きます。
ソケット内部のピンはとても細いので、上に物を落としたり引っ掛けたりしないようにしましょう。
CPUをソケットに乗せる前にCPUの向きを確認する
CPUの切り欠きと、CPUソケットの突起の位置を確認します。
CPUの2個所の切り欠きと、CPUソケットの突起が合うのが正しい向きです。
CPUをソケットに乗せる
刺すというより「乗せる」、「置く」といった感覚です。
CPUの向きが正しければぴったり収まります。
ふたを閉める
CPUソケットの金属カバーを下ろしてCPUを固定します。
レバーを最初の位置に戻して固定する
ソケットのふたを固定するため、レバーを元の位置に戻します。
少し外に広げるようにして押し下げます。
反発が強いので、指が滑らないように注意しましょう。
ソケットのカバーを外す
レバーを固定すると黒いカバーが自然に外れます。
この黒い保護カバーはマザーボードを修理に出す際などに必要になりますので保管しておきましょう。
以上でCPUの取り付けは完了です。
MSI社のマザーボードのIntel(インテル)社製CPUの取り付け動画はこちらです。(ちなみにこの動画ではCPUクーラーの取り付けまであります)
CPUソケットに保護カバーのないもの(CPUがAMD社)の場合
レバーを上げる
ストッパーとなっているレバーを上げます。
レバーはいったん外に押して上げると外れるます。
CPUをソケットに乗せる前にCPUの向きを確認する
AMD社のCPUには、よく見ると4隅のうちひとつに小さな“色の三角形が印字されています。
そしてマザーボード側には、同じく4隅のひとつに三角形のへこみがあります。
この2つの三角形の位置が合う向きが正しい向きになります。
誤った向きで装着するとピンが曲がってCPUが故障する原因になりますので、ここは必ず確認してしてください。
CPUをソケットに乗せる
刺すというより「乗せる」、「置く」といった感覚です。
CPUの向きが正しければぴったり収まります。
レバーを戻す
ストッパーとなっているレバーを最初の位置に戻します。
以上でCPUの取り付けは完了です。
MSI社のマザーボードのAMD社製CPUの取り付け動画はこちらです。(ちなみにこの動画ではCPUクーラーの取り付けまであります)
以上がCPUをマザーボードに取り付ける作業です。
簡単でしょ。
要は、マザーボードに対して取り付けるCPUの向きさえ間違わず、手順通りにCPUをマザーボードのCPUソケットに置くだけのイメージです。
では次のページでは、CPUクーラーを取り付ける 作業を見ていきましょう。